水道管凍結防止カバーが100 均で買えるか調べてみたところ、100円ショップ(100均)で水道管凍結防止カバーという専用の商品が常設で販売されていることは稀であり、多くの場合、販売は確認されていません。
しかし、アイデア次第で凍結防止に役立つアイテムを100均で見つけ、代用することは可能です!
今回は、代替え品を使って作れる水道管凍結防止カバーについてまとめます。

100均での専用品の有無と代替品
100均大手であるダイソー、セリア、キャンドゥでは、「水道管凍結防止カバー」としての販売は確認されていませんが、ホームセンターにあるグッズで簡単に代用できます。
ダイソーでは、過去に「水道管凍結防止のカバー」や、ポリエチレンフォーム製のチューブ(保温材)に類する「パイプ保護カバー」が取り扱われていたという情報もありましたが、現在は見当たりません。
でも、100均で手に入る汎用アイテムを組み合わせて、短期的または応急的な凍結対策を行うことができます。
凍結防止のポイントは、「水道管が外気に触れないように保温すること」と「雨や雪で濡れないようにカバーをすること」の二点です。
100均で代用できるおすすめのアイテムと使い方
凍結防止に有効な「空気の層(断熱層)」を作れるアイテムを身近なもので代用できます。
1. 気泡緩衝材(プチプチ)

プチプチは、空気の粒が豊富で断熱性が非常に高く、素材自体がビニールで防水性も高いため、代用品として最もおすすめ。
プチプチを水道管に巻き付け、結束バンドやビニールテープで固定することで対策が可能です。

巻く際は、気泡側(凸凹側)を水道管側に向けて巻くと、より多くの空気を閉じ込められますよ。
タオルや毛布
乾いたタオルや使い古しの毛布を水道管や蛇口に巻き付けることで、繊維間に空気の層(デッドエア層)を作り、断熱層として機能させます。
【注意】ただし、タオルを使用する際は、必ず乾いたものを使い、上からビニール袋やゴミ袋を被せ、ビニールテープなどで根元をしっかりと固定し、雨水や雪で濡れないように完全に覆う必要があります。
タオルが濡れると断熱効果が失われ、濡れた水分が凍りつくことで水道管を冷やす「保冷剤」となり、かえって凍結リスクが高まるためです。
発泡スチロール
発泡スチロールは、98%が空気で構成されており断熱性が非常に高いため、水道メーターボックス内の冷気侵入を防ぐために、細かく砕いてビニール袋に詰めて空隙に詰め込む方法が有効です。
セリアのプールスティック
セリアなどで販売されている円筒状のプールスティック(高発泡ポリエチレン製の棒)は、カッターで縦に切り込みを入れ、水道管に被せてテープで固定することで、保温チューブの代用品として活用できると注目されています。
100均の代用品の限界
100均の代用品は手軽で安価ですが、屋外での長期的な使用や厳寒地での使用には限界があると認識しておく必要があります。

100均の素材は、ホームセンターで売られている専用の保温チューブと比較して、断熱の厚み(肉厚)や屋外の風雨、紫外線に対する耐久性(耐候性)が不足しがちです。
凍結リスクが高い地域や、長期にわたる安心を求める場合は、ホームセンターで販売されている肉厚の保温チューブ(パイプカバー)や、電気で確実に温める凍結防止ヒーター(凍結防止帯)を併用することがおすすめです。
楽天市場やホームセンターのコメリやコーナンでは、水道管にセットしてテープで貼り合わせるタイプの専用カバーや、凍結防止ヒーターが1000円前後で販売されていますよ。


水道管凍結防止カバーまとめ
100円ショップの材料を使って代替え品を作ることは可能ですが、厳しい寒さの地域や、完璧を求める方は楽天市場やホームセンターなどでしっかりした商品を購入することをおすすめします。
ニーズに合わせて使い分けてくださいね。
